アバロンシェルがあってもサイズ直しできます。
どこのお店に行ってもお断りされた修理のようで、ariraをホームページで見つけてお問い合わせいただきました。

うちではまだ最新のレーザー溶接機がなく昔ながらのロウ付け修理で作業を行っています。
このように完全に接着されている貝の物は多くのところでレーザー溶接機を使って溶接しています。
ariraでは、水を使って貝に影響が出ない昔ながらの修理方法できちんとロウ付け修理を致します。

サイズ縮めのため必要な分の腕下の金を切り取ります。
そしてちょっとした工夫を施して1000度ほどの熱を局部的に加えてロウ付けを致します。

少しボケていて見えずらいですが、ロウを流した状態です。
必要最低限のロウ材を溶接に使用します。
そのためぎりぎりの熱で済みます。
時間にして3秒ぐらいで作業します。
なので、貝の方に熱が回る前に作業を終わらせます。
失敗すると指輪の腕が解けてしまします。
ほんとに瞬間の勝負です。
正直もう少し太い腕の方が安心して作業できます。

あとはきれいに磨いて完了です。

このようにシェルには何も起きていません。
シェル周りの接着剤も焦げていません。
なかなかむつかしいですが、昔ながらの作業で十分きれいに修理できます。
シェルはほんとに、熱に弱いです。
その周りの接着剤もとても熱に弱いです。
これからもきちんと丁寧な作業をしていきたいです。