ベゼル製作 K18カルティエのアフターダイヤから純正へ
名古屋のお客様からのご相談です。
カルティエのK18金無垢の修理です。
アフターセッティングをノーマルのベゼルに施したら失敗したとのことです。
修理ができないかご相談を承りました。

お品物を見ると一見普通に石留されている感じがしますが。。。

確かに一度気づいてしまうと、気になる穴が見えます。

裏から見ると完全に穴が貫通してしまっています。
石もグラグラになっています。
多分失敗していますが、作業したほうも保証はできない様なんです。
お話を聞くと、アフターセッティング.COMというサイトなどで出てくる会社の様でした。
失敗したけど保証が無いようです。
お客様も、悲しむことしかでない様でした。
なのでariraでは、基本的に現物には決してアフターセッティングはいたしません。
必ず同じベゼルを作ってから作業いたします。
金やプラチナでの制作となります。ステンレスも扱いがありますが、旋盤が痛むのでステンレスの場合は外注加工となります。

基本的に、カルティエなどのこのクラスのお時計は分解しやすくパーツもしっかりしています。
ベゼルを外すのも細かい分解をせずに簡単にアプローチできます。
その時、思いましたがベゼルを作り直すよりメーカーに確認すれば、何となくパーツとして出るんではないかと思ってしましました。
すでに、製作のため図面を引いて、お見積もりもいたしましたが、お客様にはチャンスがあるなら純正をご案内します。
ariraでも単純に40万程で、ベゼル製作は可能ですが、なるべくでしたらメーカー保証がきちんとある状態がベストです。
早速、カルティエに電話してみたところ、このベゼルはパーツとして提供できるとのことでした。
お客様もとりあえず純正で元に戻せて一安心の様です。
私も一安心です。
良いものをいい状態で使い続けるには、やはり努力が必要です。
アフターセッティングはメーカーのとっては邪道な改造です。
皆様、ご注意ください。
どうしてもやってみたい方は、ぜひariraまで相談ください。
決して安くはできませんが、きちんとスペアを製作してからの制作をいたしますので何かありましてもすぐにノーマルの純正に戻せるカスタムが可能です。
ご相談お待ちしています。