大型アクセサリーの修理。

有名なブランドさんから、壊れてしまったアクセサリーの修理を承りました。
洗濯機で回してしまい、ぼろぼろになってしまっています。
困ったことに破損個所が15か所もあり、レーザーやハンダやスポット溶接や樹脂を使って修理しました。
アクセサリーの金属は、ジュエリーと違ってシルバーでも金でもプラチナでもありません。
多くは鉄やニッケルや錫の合金です。
メッキがかかっているので、一般にはわかりませんが重さや強度が全然違います。
柔らかいものを硬く直すのはそこからまた壊れます。
柔らかいものは柔らかいもので直さないと修理か所への負担が大きくなります。
しかし、アクセサリーの金属は、もろくさらには、留まっている石なども接着剤で留まっていますので普段の通りにロウ付けは絶対できません。
それぞれの、破損部の状態に合わせて一番いい方法で直していきます。
やることは難しくありませんが、素材が不明なためいろんな計算外のトラブルが起きます。
修理とは、何か一つに方法を身に着けただけでは、できないことが多いいです。
ここはこうして、ここはこうしてと工夫のオンパレードです。
それでも壊れたものをきちんと直せるってとてもうれしいです。
ジュエリーのような貴金属を直すのも楽しいですが、直しの事は何でも楽しんでる今日この頃です。