大切にしていても変形してしまう事がカルティエのリングでも起きます。

どうしても、変形を起こしてしますとこの様に変形してしますのです。

これをほっておくと変な傷や摩耗が起きて、修理がしずらくなります。
ここで気が付いて修理にもってきていただけて良かったです。
さらに本来のサイズより少し小さくしたいとのことです。
カルティエの販売時のサイズは中の刻印から7号とわかりました。
しかし、少しでも小さくという事でした。
カルティエのこのリングは一見頑丈そうですが、隙間部分があるのでとても弱い性質があります。

ギリギリまでサイズを縮めるとこれくらいです。
これをくっつけてしますとかっこ悪いからです。
隙間は0.5㎜残しました。
これでサイズを測ると、7.2号です。
さらにサイズを小さくしたいというので、ここからは変形で対応します。
お客様の手の形の癖を拝見させていただきます。
微妙に楕円にして、6.5号に何とかできました。
結構難しい作業ですが、お客様の個々の指に合わせて変形させています。

お客様それぞれに合った形を探すのも、「お抱え職人」の仕事です。
他ではできないジュエリーの付き合い方をご案内させていただいておます。
小さな工房ですが、そこが面白いのがariraです。
所沢の方は、ご気軽のご来店下さい。